躁鬱病治療中の大学生による、独白の場。
今日は1限から授業→友人に就活相談→セミナー→授業→セミナー。
セミナーは大学で行われているものなので、私服で、授業の合間にいけるので随分助かる。


自分の大学のことはかなり嫌いなのだが、就活支援はキャリアセンターという専門施設を作っているほどに積極的で、この部分に関してはかなり好感が持てる。他の大学でもこのようなシステムはあるのだろうか。何にせよ、有名どころの企業が高い頻度でセミナーを開いてくれているのは、大学の知名度もあるのだろう。


本心ではそういう自分の実力以外のものに頼るのは嫌なのだが、綺麗事を言っている場合ではないし、言えるほどの実力も持ち合わせていないので、仕方ない。
受験と同じで、合格点ギリギリで滑り込めばいいのだと思う。

*****

相変わらず村上龍を読んでいる。
自分はものを読むスピードが恐ろしく遅いのだが(文庫本でも1冊1週間以上かかる)、その分自分に必要だと思う記述についてはしっかりと理解して自分のものにしていっているつもりだ。


  知というのは、何事かについて自分がどれだけ知らないかを知っていることである。


これはエッセイの中で彼がよく(直接的にではないにせよ)口にすることで、まさに真理だと思う。
ここ最近で自分が加速度的に周囲の人間や日本社会を見下した気になっている(本当はそんなつもりはないのだが)のは、多分このことに気付いたからなのだろう。


「知った気になって悦に浸っている奴が多すぎる。奴らは何も分かっちゃねえ。俺は自分が世界において恐ろしく無知なことを自覚してる。だから今、危機感を持って将来のために備えている。いつか奴らには『何もしなかった』ことの代償を問われるときが来るだろうが、俺はそうはならねえ。生きのびて、生きのびて、最後に笑ってやるんだ。」
……と、言ったところだろうか。


まあでも、実際に実力をつけない限りは「口だけの野郎」に成り下がってしまうわけで、別にいつまでもいい気でいられるわけではない。というか、危機感だらけで手が付かないほどだ。あと1年と3ヶ月で社会に出なければならないわけで、この間にしっかりと「知」を得ていないと自分が心底嫌っている奴らの仲間入りなわけだ。
尽力せねば。


ついでにもう一つ。


  入学が難しいとされる大学を卒業して入社した人間たちを使って、愚かな民衆のために、
  それを愚かなことと知りつつ、メジャーな大会社が愚かな新聞や雑誌やテレビの番組を
  作っているということで、それは金と労力の物凄い無駄で、大不況が押し寄せてきそうな
  ときに、そんなことをしている余裕が果たしてあるのだろうか、と思うだけだ。


これもまさに、といったところである。
はっきり言って「TV局志望者のほとんどはもはやTVなど観ていない」という皮肉が言えるのではなかろうか。
自分もTV局で働くことに仄かな憧れを抱いているが、どこか違和感があり、それを説明してくれているのがこの一文なのだと思う。


でも、やはりTV局を自分は志望し続けるだろう。それは流れに妥協して愚かな人間たちのためのコンテンツ作りに勤しむということではない。
自分は高級なTVカメラを扱えるとか、有名人に会えるとか、そんな理由で会社を志望した訳では毛頭ない。


変えてやればいいんだと思う。というか、日本は本格的に変わっていかなければならないのだ。
更に言えば、もう変わるタイミングはとっくに逃してしまっていて、深い淀んだ底なし沼に引きずり込まれているように見えるのだ。
問題は山積みで、且つ問題同士が相互に影響し合っていて、解決の方法も一筋縄でいくはずがない。


でも、変えなければならない。これはTVで識者の言う「変えなければ」と一緒にして欲しくない。
「日本を、変えてやる。」いくらでも笑ってくれて構わないが、今の自分には「この国を変える」という何にも勝るモチベーションがある。


もう村上龍は日本の再生などには興味をなくしているように感じられる(キューバ、キューバばっか言ってるし……)が、まだ再生不可能なレベルではないと思うのだ。
ネットの普及はもちろん悪い側面も連れてきてしまったが、自分のように本気で危機感を感じ、且つ具体的な行動として何かできないかを模索している人たちも沢山見つけられるようになったと思う。


話を戻して、なぜシステムが腐っていると言えるTV局に入りたいかと言えば、その情報の発信力に尽きるのだ。
少しずつでいいから、「愚かな番組を見ている愚かな民衆」に、「自らがどれだけ愚かなのかを自覚させる」行動を起こす。
自覚して不安になった(不安を覚えることはとても大事だ)民衆と一緒に「この国は本当に必要なことは何なのか?」「日本という国を諦めないために我々は何ができるのか?」を徹底的に考える。
そしてその結論から生まれた効果的なアクションをを全国同時多発的に起こしていく……。


夢物語であるし、穴だらけだということは自覚している。しかし、こういう「想像」を何人の人がしているだろうか。
あんな自分の妄想レベルじゃなくて良いのだが、「この国を生まれ変わらせるためには、本当に何が必要なのか?具体的に何をすればいいのか?」を考えている人間がどれだけいるのだろうか。
政治家と官僚には何人いるだろうか。合わせて5人見つけられれば褒めてもらえるだろうか。
だから自分はまず民衆の意識を変えて、民衆を(思考の)仲間にする。アホ面の政治家数百人より、1億人の「識者」から案を求めた方が効率的に質の高い案が得られることは自明だ。


長くなってしまったが、何が言いたいかというと、明治維新以来長らく続いてきた「キャリアが民衆を管理する」という体制を、壊していこうということだ。
別に革命を起こしたいというわけではなくて、(3権分立の)システムはそのまま、ただし民衆の知性レベルは相当上がっておりますよ、という状態に持っていきたいのだ。


それができなければ、日本は本当に「終わる」と思う。
内臓を喰い潰されて皮だけになった動物の写真が、フラッシュバックした。



















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